2013年 12月 19日
犬がアレルギーから子供を守る?
このニュースは動物達にとっても朗報だと思います。
今までアレルギーの方が動物の飼育を諦めたと言う話を聞いた事もありました。
又私達も譲渡の条件の中でアレルギー症状が有る方への譲渡は厳しく慎重に対応してきました。
もちろん、動物達の抜け毛で皮膚が痒くなったり、他様々な問題は有るとは思いますが、一つの明るい光が
差し込んだように思います。
ニュースの内容は以下に添付させていただきます。
犬が子供をぜんそくから保護するからくり
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版2013年12月19日(木)10:00
なぜペットがぜんそくやアレルギーから子供を守るのかについて研究している科学者たちは、その答えは腸内に生息する細菌の世界にあるかもしれないと述べている。
16日に発表された新しい研究では、外に出ることが許されている犬のいる家から採取したほこりにマウスをさらすと、腸内細菌の構成が有意に変化することが分かった。そのマウスの免疫性を一部のよく知られたアレルギー因子を使って調べると、犬のいない家のほこりにさらしたマウスやほこりにさらしていないマウスに比べて、アレルギー反応が有意に低下した。
研究論文の上席執筆者であるカリフォルニア大学のスーザン・リンチ胃腸科准教授は、家に犬を飼うことで乳児の「消化管に細菌が植え付けられ」、その結果、多くのアレルゲンにあまり敏感に反応しない、より穏やかな免疫反応になる可能性があると述べた。論文は米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された。
リンチ博士は「われわれはこの(腸内)生物の偉大な多様性を、出生後数年間で発現させた」としている。この腸内細菌叢(細菌の集団)は、代謝や免疫、それにその他のさまざまな生物学的プロセスで細菌が重要な役割を果たしていることを示す多くの研究で中心的存在となっているものだ。
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